【椅子の試作が出来ました!】
ATELIER INAのご主人、稲葉治さんの多大なご協力により、
当日舞台で使用する椅子の試作が出来てきました!
… 写真では一見分かりにくいですが、
小学校3年生くらいに丁度良い
小さな椅子です。
大人が座ったら、
おそらくちょっと、不思議な感じ。
でも、その「違和感」に
記憶のちょっとくすぐったいところを
ツンツンされる…
そんな身体感覚が浮かび上がると思うのです。
私からの
「ちっちゃい椅子が欲しいんです… 」
「昔の小学校のイメージなんです…」
などという、
大変曖昧なイメージを汲み取って、
デザイン画を起こしてくださったのはタナカアリフミさん。
稲葉さんとタナカさん。
お2人には二度と足を向けて寝られません。
ありがとうございます!
この後、使い込んだ雰囲気に近づけていくために、
木目を生かしつつ、ダークカラーの塗装をして頂く予定。
年末には頂けるとのことで、
大変楽しみです。
――それにしても、
人と人とが[身体感覚]を通して分かり合える事柄の多さと深さに
改めて感動する今日この頃…
何十年振りかに訪れた小学校で、
椅子に座ってみた、あの感じ。
なんて… そんなものは楽譜には書けませんが、
話してみると、必ず通じる。
…だから、余計にもどかしい!
<身体>と<記号>を繋ぐ方法はどこにあるんだろう?
それは<言葉>しか無いのだろうか。
しかし<言葉>さえ、確かに身体感覚と結びついてくれる訳では無い。
いっそのこと、何も書かない方が遥かにマシなことも多々ある。
「行間を読む」という<言葉>さえあるでは無いか…
などと、
白紙を前に、いつも、悶々としている。
<高山>
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